成人矯正
あなたの歯並びはどのタイプ?
出っ歯(上顎前突)
上顎前突(出っ歯)は、上顎の前歯が通常よりも前方に突出している状態です。
受け口(下顎前突)
下顎前突(かがくぜんとつ)は、一般的には受け口と呼ばれる状態で、下顎が上顎よりも前方に突出している状態です。
歯がガタガタ(叢生)
八重歯や叢生(でこぼこ)は、歯が正常な位置に並ばず、重なったり乱れたりしている状態です。
すきっ歯(空隙歯列)
空隙歯列(すきっ歯)は、歯と歯の間に異常な隙間ができる状態です。
開咬(オープンバイト)
開咬(かいこう)は、上下の歯を噛み合わせたときに、前歯または奥歯の間に隙間ができて噛み合わない状態です。
過蓋咬合(ディープバイト)
過蓋咬合(かがいこうごう)は、上下の歯が噛み合うときに、上の前歯が下の前歯を過剰に覆い隠す状態です。
正常な噛み合わせでは、上の前歯が下の前歯をわずかに覆いますが、過蓋咬合ではその覆いが異常に大きくなります。
成人矯正とは
成人期における歯並びや噛み合わせの改善を目的とした矯正治療です。
一般的には、成人とされる年齢(20歳以上)の方を対象としています。
成人矯正の特徴と必要性
- 審美的な改善
歯並びや噛み合わせの美容的な問題(例: 出っ歯、受け口、八重歯など)を解消し、美しい笑顔を手に入れることが目的です。 - 機能的な改善
不正咬合や咬合異常による食事や会話の問題を解決し、正常な口腔機能を回復させます。 - 全身の健康を改善
正しい歯並びと噛み合わせは、口腔内の健康だけでなく、全身の健康にも良い影響を与えることが知られています。
当院の矯正治療で使用する矯正装置(ワイヤー矯正)
当院の成人矯正は、ワイヤーのみを取り扱っております。
一般的な矯正装置を使用しておりますが、他院との違いは矯正にプラスして「顔の筋肉の正しい使い方」を指導することです。
矯正をすると、「顔がたるんだ」「しわが出てきた」「顎が歪んだ」などのお顔のトラブルを訴えられる患者様が多くいらっしゃいます。
それは、顔の筋肉が正しく使えないために引き起こされます。
顔の筋肉の正しい使い方をお伝えすることが横田デンタルクリニックならではの矯正法です。
矯正してから1~2週間が経過して痛みが消えてから、顔の筋肉を正しく使うためのフェイシャルマッサージ・表情筋ヨガを開始します。
矯正のメンテナンスとフェイシャルマッサージ・表情筋ヨガを並行して実施することで、気になるお顔周りのたるみや顎の歪みを予防できます。
最近では、フェイシャルマッサージ・表情筋ヨガをご利用される男性も増えています。
矯正には正しい噛み合わせを定着させるための「保定期間」があり、歯の裏にワイヤーを入れる方法とマウスピースを使用する方法の2種類があります。
ワイヤーはできれば一生つけて頂きたいものですが、マウスピースの場合は2年間ほど装着をお願いしたいと思っております。
2年経過した後も夜間はマウスピースをつけて頂くものですが、保定期間のメンテナンス方法についても患者様のライフスタイルに合わせてご提案します。
矯正治療のメリット
噛み合わせが良くなる
正しい噛み合わせを持つことで、左右の歯でバランスよく食べ物をしっかりと咀嚼することが可能になります。食べ物をしっかりと噛み切ることができ、胃や腸などの消化器官への負担が減少します。
見た目が良くなる
歯並びを整えることによって得られる最大のメリットは、歯並びに関するコンプレックスから解放され、心の負担が軽減されることです。
歯の寿命が延びる
歯並びが整っていると、歯磨きやデンタルフロスがしやすくなります。これにより、歯の表面に残りやすい汚れが少なくなり、口腔内が清潔な状態を保ちやすくなります。その結果、虫歯や歯周病のリスクが低減し、口臭の改善にもつながることが期待されます。
矯正治療のデメリット
デメリットとしては、ワイヤーを装着することでお口のなかの清掃性が悪くなる点が挙げられます。
患者様は、お口の清掃をする際に、より一層の努力が必要になります。
矯正装置を付けていない人に比べれば、虫歯や歯周病の進みも早くなってしまうことがあります。
矯正装置は白いですがワイヤーは銀色であるため、装着中の見た目を気にされる患者様もいらっしゃいます。
ワイヤーを付けると1週間くらいは痛みを感じたりご飯を食べづらかったりする場合もありますが、だんだんと歯が馴染んで痛みも軽減されます。
矯正中は普通の歯ブラシだけでは、十分に清掃することが難しいものです。
ワイヤーの上からではフロスを通せないため、歯間ブラシを使用することがおすすめです。
ワイヤーを避けて清掃できるよう、ヘッドがコンパクトな歯ブラシも併用して頂きたいと思っております。
治療の流れ
STEP02
初診・カウンセリング
噛み合わせや歯並びに関するお悩み、疑問などを伺います。治療内容や料金、期間など不安なことはなんでもご相談ください。
STEP03
治療方針と診断結果のご説明
検査結果の分析と診断結果、治療方針についてご説明します。治療方針と費用について同意をいただいた上で、治療を開始します。
STEP04
矯正治療開始(矯正装置装着)
矯正治療を開始するための準備として、矯正装置の製作などを行います。治療の方法や患者様の状態によって期間は異なります。
また、場合によっては抜歯が必要になることもあります。
矯正治療期間中の注意事項を説明します
矯正治療に関する注意事項をご説明します。気になることがありましたらどんなことでもお尋ねください。
ブラッシング指導
ブラケットなどの脱着不可能な装置を装着していると、歯磨きが難しくなります。汚れが溜まりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、適切な歯磨きの方法を指導します。
STEP05
調整・定期来院
1ヶ月に1度のペースでご来院いただき、歯の動きを確認しながら装置の調整を行います。
歯を動かす期間は、個々の歯並びや骨格によって異なりますが、一般的には1~3年程度を要する場合があります。
STEP06
保定装置の製作・経過確認に通院
歯並びや噛み合わせが整ったら、装置を取り外します。後戻りを防ぐために、保定装置(リテーナー)を装着します。治療終了後も定期的に通院いただき、歯の状態を確認します。
保定期間も、歯の移動期間と同様に個人差がありますが、一般的には保定装置を約2年間使用する必要があります。
STEP07
矯正治療終了・定期健診
保定治療が終了すると矯正治療が終了となります。
また、美しい歯並びと健康な口内環境を維持するためには、定期的な通院をおすすめします。定期的な歯科医院でのメンテナンスを受けることで、口内のトラブルを未然に防ぐことができます。